看護師国家試験の学習のやり方について

看護師国家試験は、毎年行われます。試験勉強については、自分に合った正しい学習方法で取り組むことが、合格への近道となります。まず試験勉強のスケジュールをたてることが大事です。長い期間勉強をするに越したことはりませんが、だらだらと取り組んでも身につかないものです。一般的な平均スケジュールを見ると、概ね試験日の1年前くらいから取り組む場合が多いです。遅くても半年前くらいからは取り組むといいでしょう。特に仕事をしながら受験をする人は学習時間が取りにくいので、早めの着手が合格への鍵となります。

学習方法としては、一見回りくどく見えますが、「人体の構造と機能」という基礎科目をマスターすることから始めます。基礎をおさえている人は、その後の科目についても理解が早く、効率的な学習が可能になります。基礎科目についてはただ丸暗記するのではなく、なぜそうなるか、という仕組みや構造を理解できるまで何度も取り組みましょう。例えば食事をしている時は、体の中ではどのようなことが起こっているのか。普段の生活の中で人体を捉えると、学習内容の理解に役立ちます。

ある程度学習が進んだら、過去問題にもチャレンジしていきます。過去5年分くらいの過去問に取り組むと、割と自信を持って試験に臨めるようです。看護師試験は確実な加点が合格へつながりますので、間違えた問題については必ず解きなおしをしておきます。並行して、模擬試験にもチャレンジしましょう。これは試験の雰囲気や時間配分を体感できる、独学では学べない貴重な経験になります。